洗口中に誤って飲み込んでしまったらどうすればよいか?
今月のコラムは、洗口中に誤って飲み込んでしまったらどうすればよいか?についてです。
- 大人が通常1回分の使用量を誤飲した場合
メーカーの指示量の洗口液は、人体に安全な成分と濃度なので少量飲んでしまった程度なら心配ありません。
コップ1~2杯の水か牛乳を飲んでおけば大丈夫です。
その後、気分が悪ければその製品を持って医師に相談してください。
しかし、大量に飲んでしまった場合、あるいは幼児が誤って飲んでしまった場合は、その製品を持って医師の診察を受けさせてください。
これは体格が小さい程、少量で中毒を起こすためです。
- 誤飲エタノール量について
洗口液の一部の製品に溶剤として含まれるエタノールを例に挙げて紹介します。
日本で販売されている洗口液1回分(20ml)に含まれるエタノールの最大量は、4.32mlですので、3歳の子供が間違って飲むと1回分でも中毒のおそれがあります。
中毒を起こす量は、同じ年齢でも体格(身長や体重)や解毒作用の個体差によって変わるため、4歳以上であっても医師の診察を受けさせるべきです。
(参考文献)洗口液なるほど活用術【監修】興地隆史【著者】竹中彰治 ダイヤモンド社