「麻生歯科クリニック」札幌市北区麻生町6丁目8-10 電話:(011)726-1488

2018-11-01

「歯茎やせ」や「歯の削れ」

NHKのあさイチのテレビ番組でも「歯茎やせ」や「歯の削れ」の原因が、
歯周病とホルモンがメインだと放送されたのをご覧になりましたか?

歯周病の原因であるプラーク(歯垢)は1gに一億以上の細菌があることを御存じですか?
それが歯石になると御自分では除去できません。
定期健診を受けて「歯茎やせ」や「歯の削れ」の原因を取り除き、予防を心がけましょう。

イラスト: 歯茎が下がり、炎症を起こしています。


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口内炎の予防

口内炎を予防するには、口内炎の原因になることを防ぐ必要があります。

口内炎の原因には、ビタミン不足、体力低下、誤って噛むなどの事故、口の中が不衛生などがあげられます。

口内炎の処方は、副腎皮質ステロイドの軟膏塗布が一般的ですが、早く治したいときには、ビタミンB2を意識的に摂取することで効果があります。
ビタミンB2は、皮膚や粘膜の成長を促す働きを持っているため、口内炎で炎症が起こっている粘膜を正常へと戻してくれるのです。

ビタミン不足を防ぐために、ビタミンを摂取することはもちろんですが、バランスの取れた食事を摂ることも大切です。
ビタミンは、野菜や果物に多く含まれています。
特に緑黄色野菜を積極的に摂るように心がけましょう。
ビタミン剤などの、医薬品やサプリメントを使用するのも良いでしょう。
最近、飲みやすくなった青汁には、ビタミンB2などの口内炎予防に効果があるビタミン群が多く含まれているので、青汁を飲むだけでも口内炎の予防になりますよ。

体力の低下は、仕事による疲労やストレス、睡眠不足などにより起こります。
特にストレスは、口内炎だけでなく、いろいろな病気の要因になります。
ストレスをためることで、免疫力に影響を及ぼし、不眠になる場合もあります。
なかなか、ストレスゼロの生活を送ることは困難ですが、定期的にストレスを発散させることが大切です。
また、夜更かしは避け、規則正しい生活を送るように気をつけましょう。

写真: とても痛そうな口内炎ですね。


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「イビキ

イビキに悩まされている方は、案外多いのではないでしょうか。
そして、イビキを解消する器具をつけてなければ、寝られない。
あるいは、器具をつけても変わらなく悩まれている方が殆どではないかと思います。

そこで、まず、イビキの原因から探りましょう。
イビキの真の原因は、唇の発育不全や老化が原因、つまり、唇の閉じる力が弱いためにおきるのであって、口呼吸も舌根(舌の後方部分)の沈下も同時におきているからなのです。
つまり子供時代にイビキをかかなかった人が年を年とってくるとイビキをかくのは、口唇閉鎖力(唇の閉じる力)が老化し弱まってきた証なのです。
ということは、口唇閉鎖力を鍛えればいい、つまり、口唇筋ストレッチで口唇筋を強化すれば、専門知識がなくても原因が解決し、イビキや無呼吸も解消されるのです。

イビキ・無呼吸を起こす人の条件は
①口呼吸で喉が腫れてる人
②唇・舌・喉頭の筋力が弱くなり、地球の重力に負けてしまう人
③ ①②が混合型の人です。

それではイビキを解消するくちびる体操の紹介や、イビキをかく人の弊害についてなど皆様にお役にたちそうな内容をお話しをしましょう。

お口の周囲筋を鍛えたらいいと言われてもどうやって鍛えるの?と思われるでしょう。
まずは、器具を使わないくちびる体操のやり方を紹介します。
専用の器具を使った場合に比べると、効果的には劣りますが、割り箸一本を用意すれば、
すぐに取り組めるのが利点です。

器具が入手できるまで、この方法で続けるとよいでしょう。
①上唇の真ん中を親指と人差し指でつまみ、前方に20回引っぱります。
②.①の要領で下唇の真ん中をつまみ、前方に20回引っぱります。
③割り箸を上下の唇を使って強くはさみ、この状態を約2分間持続します。
以上、①~③を1日2~4回を目安に毎日時間を決めて行います。

次は器具を使った唇体操のやり方のご紹介ですがお勧めの一品はパタカラです。
パタカラという名前を聞いたことがありますか?
雑誌では小顔が…と載っていたのをみられたことがあったのかもしません。
要するにお口の周りの筋が鍛えたので引き締まるということなのです。
本来、脳血管障害による口の機能障害の回復を促すリハビリ法として考案された器具です。
この器具をお持ちでない方は、イメージがわきませんが、お口に器具を挟みながら唇の抵抗力で閉じて筋力をつけるものですが、なかなか好評です。

パタカラの効果について使用した方のご感想をもとに知人の先生がまとめられた生の声をあげておきます。
1、話やすくなる。
2、上下の唇を合わせ、きちっと口を閉じていることが楽になる。
3、鼻呼吸ができるようになる。
4、唇の乾燥がなくなる。
5、両口角の位置のバランスが良くなる。
6、唾液がよく出るようになる。
7、舌がよく動くようになる。
8、口臭が気にならない。
9、せき込みがなくなってきた。
10、皮膚がつるつるしてきた。
11、若返ったかんじです。
12、集中力がある。
13、よく寝れるようになる。
14、鼻の通りがよくなってきた。
などなどです。
(苫小牧在住の寺下先生、ご協力ありがとうございました)

パタカラの効果について、くちびる体操の図付きの説明書(器具付き、器具なし、どちらもあり)がほしい場合は、診療所にいらっしゃった時に一声かけてください。

イビキで悩まれている方、原因は、単純だということがわかったのですから、諦めずに頑張ってみましょう。
(参考文献:立ち読みでわかるイビキの本)

写真: 気持ち、わかります。笑


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「かむ力

歯を食いしばった時、どのくらいの力が歯にかかっているかご存知ですか?
ある調査によると、健康な成人男性( 20 - 30 歳) 42 名を対象に,噛みしめ時に奥歯(下顎第一大臼歯・ 6 歳臼歯)にかかる力(咬合力)を測定した研究によると,最小では 27.5kg ,最大では 100kg もの値を記録し,その平均は 59kg でした。

その後,前歯や犬歯の咬合力も測定されています。
20 歳代の成人男性 150 名の右側前歯,犬歯および奥歯の咬合力はそれぞれ 15.66kg , 27.74kg , 66.90kg と記録されています。
これらのデータからも,歯を食いしばった時には,自分自身の体重に匹敵するくらい大きな力が奥歯にかかっていることが分かります。

ちなみに普段の食事の際に奥歯にかかっている力(咀嚼力)は最大咬合力の 2 分の 1 から 4 分の 1 と小さく,およそ 10 - 20kg 程度であるとされています。
なお,硬い食物を強烈に咀嚼する習慣のあるエスキモー人では最大咬合力が我々の 3 倍にもなっていると言われています。
かむ力って、思っている以上にありますよね。

【参考文献】1.咀嚼の話.日本歯科評論社,東京, 1983 年.2.新歯学大事典.永末書店,京都, 1985 年.3.臨床咬合学事典.医歯薬出版,東京, 1997 年.)

写真: しっかり噛めることは幸せですね。


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「咬む効果

咬む効果は、いろいろありますが、その中の5つをお話します。

①痴呆を防ぎ、知能を高める
アルツハイマー病を引き起こすとされる、たんぱく質「ベータアミロイド」。
脳の神経細胞を壊す、有害な物質だ。
最近の研究によれば、このベータアミロイドは、口のそしゃく運動が少ないほど多くなるという。つまり、よく噛む人ほど痴呆になりにくいというわけだ。
さらに脳が活発に機能し、反射神経や記憶力、認識力、判断力、集中力なども高まる。

②丈夫な歯を作る
そしゃくは歯根に刺激を与えるため、歯を支える骨の細胞の新陳代謝をよくするといわれている。
また、唾液中には抗菌作用のある酵素や、カルシウムと結合して歯を強化するたんぱく質など、虫歯を寄せつけない成分が含まれている。
しっかり噛めば噛むほど唾液はたくさん分泌されるため、虫歯や歯周病の予防効果は高まるといえる。

③胃腸を健康に
食べ物をよく噛むと表面積が大きくなり、消化酵素による分解効率がよりアップする。
また、アミラーゼなど、唾液に含まれる酵素は、食べ物の消化を助ける大切な成分。
よく噛んで食べるほど、胃腸の負担は軽くなる。

④がんや生活習慣病を防ぐ
唾液に含まれるペルオキシダーゼには、がんの引き金となる活性酸素を抑制する効果があるとされる。
がんだけでなく、心筋梗塞、脳卒中、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病にも有効です

⑤ダイエットや美容にも
食べ物をよく噛むと、エネルギーの生産能力は急上昇する。
また、そしゃくするうちに、唾液が多量に分泌され、血糖値が高まるため満腹中枢が刺激される。
そのため、食べ過ぎを防ぎ、効果的にダイエットができるというわけ。
さらに、顔の筋肉と骨が鍛えられ、しわを予防。
若々しい表情をつくることも可能です。

写真: よく咬んで食べると、たくさんの恩恵を受けることになります。


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「歯周病とビタミンC

歯周病にかかった歯茎はコラーゲン繊維が破壊された状態です。
コラーゲン繊維は歯ぐきの大切な構成要素のひとつで、歯と歯茎と歯槽骨を結びつける役割も果たしています。
歯茎には欠かすことのできない成分です。

歯周病になると歯茎のコラーゲン繊維が壊れて歯茎がはれて出血するなどの症状が現れるのは前述したとおりです。
ビタミンCは「コラーゲン合成促進効果」により壊れたコラーゲン繊維の再生を促進し、歯肉炎を予防します。
歯茎の健康を維持するのに欠かせない成分なのです。

そういう理由で、ビタミンCは、歯周病予防に大切なビタミンです。
皆様、ビタミンCをよく摂取しましょう。

写真: 歯を失う最大の原因が歯周病です。気をつけましょう。


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「早食いは過食の元

早食いは、過食の元といいますが、どうしてかお話します。
「お腹が空いた」「お腹がいっぱい」という感覚は、脳の視床下部にある摂食中枢と満腹中枢が刺激されて起こります。
その刺激の元になるのが、血糖値です。

血糖値が下がると、摂食中枢が働き、「お腹が空いた」という感情が起き、「食べなさい」という指令が出ます。
逆に食事を取って血糖値が上がると、今度は満腹中枢が刺激されて「お腹がいっぱい」となって、「食べるのはおしまい」という合図が出されるのです。

よく咬んで食べると唾液の血糖値がピークに達するのは、食べ始めてから15~20分後です。
ところが、早食いの人は、食べ始めてから5分もしないうちに、食べ終わってしまいます。
これでは血糖値がピークに達して、満腹中枢が刺激される前に食べてしまうことになり、本当は満腹になっているのに満腹感が持てません。
そのため、つい過食になり、肥満の原因になります。

また、かむということは、色々な消化器官に「これから食べ物を送り込むから用意してくれ」と合図をするような働きもあります。
その合図なしにいきなり食べ物が送り込まれると、胃はびっくりしてしまいます。
胃腸の弱い人に共通しているのが早食いという調査結果もあるほどです。
よくかんで、ゆっくり味わいながら食事を取ることが肝心です。

写真: 急がず、ゆっくりと食べましょうね!


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「歯周病と早産

妊娠期間が37週未満の出産を早産と言い、
体重が2,500g未満の新生児を低出生体重児と定義されています。

妊娠中は口腔衛生状態が悪くなりがちなのに加えて、女性ホルモンの血中濃度が高くなります。
歯周病の原因菌の中には、この女性ホルモンを利用して増殖するものがあるため、歯肉炎を引き起こしやすくなります。(妊娠性歯肉炎)

一方、歯周病に罹患している部位から、毒素や炎症性物質が血液中に入り、胎盤を刺激すると胎児の成長に影響を与えたり、子宮の収縮を促すなどして低体重児出産や早産のリスクが高まることが明らかになっています。

母親が進行した歯周病にかかっている場合、低体重児を出産する率が7倍以上になるとも言われています。
歯周病を未然に防ぎ、軽度のうちにしっかり治療して、丈夫な赤ちゃんを出産したいものです。

写真: 自分だけではありません。大切なお腹の赤ちゃんにも影響します。


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「歯からカルシウムが・・・

毎日、少しずつ歯からカルシウムが溶け出していることをご存じですか?

歯を溶かす原因は二つあります。
一つは、お口の中にいる虫歯菌が作る酸で、もう一つは、酸性度の高い食品・飲料の多量の摂取することです。

詳しくお話ししますね。
①お口の中にいる虫歯菌が作る酸とは
虫歯菌が食べ物のなかの砂糖を栄養にして、歯の表面にネバネバした物(歯垢(プラーク))をつくります。
歯垢中の虫歯菌は食べ物の中の"糖分"を材料にして"酸 "を作り、次第に歯の表面のエナメル質を溶かしはじめます。
それが進行すると穴となり虫歯となります。
ただ、一方的に酸によって歯が溶けるのではなく、唾液の力でお口の中を中性に戻すことによって歯が溶け続けるのを防ぎます。

②酸性度の高い食品・飲料の多量の摂取
酸性度の高い食品・飲料(ソーダ飲料やミカン等の柑橘系)など、酸性の高いものを頻繁に撮られると歯が溶け出し、ひどい時には、酸蝕歯になることもあります。
では、歯の外層のエナメル質をケアし、歯を強くするには、どうしたらよいか?
皆さん、よく聞かれるフッ素が有効です。
溶けたカルシウムが歯に戻ることを再石灰化といいますが、この時、フッ素も一緒に取り込まれると歯が溶けにくくなります。
現在、色々とフッ素入りの商品も多くなりどれがいいのか迷っちゃいますよね。
その中のお勧めの一つを紹介しておきますね。
最近、Pos-CaF(ポスカ・エフ)という商品が出ましたが、中性にする効果が従来の商品より速いそうです。

写真: Pos-CaF(ポスカ・エフ)です。お試しあれ


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