電動歯ブラシの使い方

今月のトピックは電動歯ブラシの使い方についてです。

知っていましたか!電動歯ブラシは普通の歯ブラシのように横にゴシゴシと動かしてはいけないことを!
実は電動歯ブラシには普通の歯ブラシとは違い歯垢をこすり落とすのではなく、粉砕して落とすので使い方を変えなくてはいけないのです。
多くの方が誤った使い方をして、普通の歯ブラシで磨くよりも歯垢を落とせていないのです。
せっかく高い電動歯ブラシを買ったのにもったいないですよね。
今回は電動歯ブラシで効果的に歯垢をとる使い方をお伝えします。
ぜひ、参考にしてください。

【電動歯ブラシで効果的に歯垢をとる6つの使い方】

(1)毛先が軽く歯に当たるように使う
毛先が歯の表面に軽く当たるようにすると、効果的に歯垢を取ることができます。
電動歯ブラシの振動はブラシの毛先に最も集中するように設計されています。ブラシを強く押し当ててしまうと、最も振動がある毛先が歯に当たらなくなってしまうために、歯垢が取れずに磨き残しが出てしまうのです。

(2)歯ブラシのようにゴシゴシ動かさず、ゆっくり奥から前にずらしていく
電動歯ブラシは普通の歯ブラシのように擦ることによって歯垢を落とすのではなく、歯垢を振動によって粉砕していくのです。
歯ブラシのようにゴシゴシと動かしてしまうと、振動が歯垢に伝わる前に移動してしまい、歯垢を落とすことができないのです。
奥からゆっくり前にずらすように移動をさせることによって、効果的に歯垢を落とすことができます。

(3)当たっている部分を確認しながら磨く
いかに電動歯ブラシといっても歯の面にブラシが当たっていなければ歯垢を落とすことができません。
歯と歯茎の境目、一番奥の歯、でこぼこしている部分など、ブラシがしっかり当たっていることを確認しながら歯垢を落とす必要があります。
電動歯ブラシは歯垢が残っていても、振動によって歯垢を落とした気になってしまうことがあるのです。

(4)動かす順番を決めておく
実は電動歯ブラシを使っている方で最も多いのが磨き残しです。
全然磨けていない部分もあるのです。
振動に騙されて磨いた部分と磨いていない部分を忘れてしまうこともあるのです。
電動歯ブラシを動かす順番を決めて、毎回同じように動かすことによって磨き残しを防ぐようにします。

(5)ヘッド部分は3ヶ月に1度交換する
普通の歯ブラシと同様に毛先の開いたブラシでは歯垢を落とすことができません。
メーカーにもよりますが大体3ヶ月程度で毛先の部分を交換する必要があります。

(6)歯と歯の間はデンタルフロスが必要
電動歯ブラシでは歯と歯のぶつかっている部分の歯垢を落とすことができません。
ブラシの形や当て方によってはかなり近くまで落とすことはできますが、虫歯や歯周病が最もできやすい歯と歯の間までは落とすことができないのです。
そのため電動歯ブラシを使う前にデンタルフロスで歯と歯の間の歯垢を落としておくと、効果的に虫歯や歯周病の予防ができます。